2012年10月7日日曜日

フィラリア予防

朝晩が大分涼しくなってきましたね。

季節の変わり目の影響か?、
先月は重病のワンちゃんやネコちゃんを診察させて頂く機会が多い月でした。
皆様、体調の変化には十分にお気を付けください。


今日は、フィラリア症についてご紹介いたします。
当院では、今年3頭のワンちゃんにフィラリアの寄生を確認しました。

先日、来院されたワンちゃん。
「元気・食欲がなく、咳をする」という症状でしたが、検査によりフィラリアの寄生が確認されました。
フィラリアの影響から心臓と肺にダメージが与えられている状態でした。

胸のレントゲン写真。
心臓の拡大がみられます。


フィラリア症はお薬の内服にて予防が可能な病気です。
フィラリアのお薬というのは、ワンちゃんやネコちゃんに寄生したフィラリアの子供を駆虫するお薬で、お薬投与前1ヵ月の間に寄生した虫を駆虫するお薬です。

したがって、薬は蚊をみてから1ヵ月後、また蚊をみなくなってから1ヵ月後まで投与することになります

名古屋では11月初旬までフィラリアに感染能力をもった蚊が確認されています。
(それ以降に蚊を見ることが稀にありますが、フィラリアに感染能力をもった蚊ではなくなっている
 ことが多いと言われています。)
そういった理由から、フィラリアを予防するためには11月末もしくは12月初旬まではお薬を投与することが勧められます。涼しくなっても、この予防時期までは忘れずにお薬を投与してあげてください。


先日、患者様より素晴らしい頂き物をしました。



当院、受付にて是非ご覧ください。


                                          ≪獣医師  大島≫

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